アフターピルの種類と服用方法

2017年8月22日

日本では避妊方法としてはコンドームが一般的ですが、性行為中に破れてしまったり脱落した場合は、避妊としては無意味となってしまいます。また、レイプなどの性犯罪に巻き込まれてしまい、妊娠の可能性が出てきた場合など、望まない妊娠を防止する最後の方法として、アフターピルはあります。

ただし、正しく服用しても100%の避妊出来るというわけではありません。また日常的に避妊したいという人は低用量ピルの服用をおすすめします。あくまでもアフターピルは緊急時のみの服用をお勧めします。

緊急避妊薬の種類

アフターピルの種類
日本のアフターピルにはノルレボ錠とヤッペ法の2種類があります。ノルレボ錠は、厚生労働省が緊急避妊専用の薬として許可したアフターピルで、副作用が少なく、性行為から72時間以内に服用することで効果を得ることができます。1回の服用で済むため飲み忘れのリスクが低いのが特徴です。

一方、ヤッペ法は中用量ピルを転用したものですから、摂取する女性ホルモンの量が多くなり、副作用も強いというデメリットがあります。摂取方法は、72時間以内に2錠服用し、その後12時間経過したのちに、2錠服用します。2回服用しないと正しい効果を得ることができませんから、飲み忘れをしないように注意する必要があります。

ノルレボ錠の効果と服用方法

ノルレボ錠は現在主流となっている緊急避妊薬で、レボノルゲストレルを主成分としています。レボノルゲストレルは女性ホルモンの黄体ホルモンですから、排卵を抑制して受精を防止し、子宮内膜を薄くすることで、万が一受精した場合でも子宮内膜に着床しにくくするといった作用があります。

性行為後72時間以内の服用で妊娠率を4.1パーセントまで抑えることができますが、12時間以内に服用することで0.5パーセントにまで抑えることができますから、できるだけ早く服用するとよいでしょう。服用方法は、72時間以内に2錠を1回服用します。

ノルレボ錠を服用すると、早い人なら3日程度、通常3週間以内に消退出血が起これば、避妊に成功したといえます。消退出血は、女性の体内で剥がれた子宮内膜が、体外へと排出される際に起こる出血のことで、基本的に生理よりも少ない出血量となります。

ヤッペ法の効果と服用方法

ヤッペ法は、1974年にカナダの婦人科医であるアルバート・ヤッペ氏によって考案された緊急避妊法のことで、ノルレボ錠とは違って厚生労働省から認可された緊急避妊法ではありません。

中用量ピルを用いているため、副作用が現れる確率が高く、一度に多量の女性ホルモンを摂取するため吐き気や頭痛、嘔吐を起こす傾向にあります。服用方法は、72時間以内に2錠を服用し、さらにそれから12時間後に2錠服用します。ヤッペ法は、ノルレボ錠が登場するまでは緊急避妊法として主流となっていました。
主にプラノバール錠を用いた治療となり、現在でも緊急避妊治療の選択肢として用いられています。

代表的なアフターピルの種類

代表的なアフターピルの紹介
緊急避妊薬はノルレボ錠やヤッペ法と呼ばれるプラノバール錠だけではなく、その他にもいくつかの種類があります。ノルレボ錠と同じ服用方法の緊急避妊薬としては、ノルレボ錠のジェネリック医薬品のアイピルやマドンナ、アンウォンテッド72などがあります。

一方、ヤッペ法であるプラノバールと同じ服用方法の中用量ピルとしてはドオルトン、ソフィアAなどがあります。どのピルも、女性の体には負担が大きい薬ですから、あくまでも緊急時に使用することが大切です。

緊急避妊薬のメリットとデメリット

アフターピルのメリットデメリット
緊急避妊薬のメリットには、正しく服用することで高確率で避妊することができるということがあげられます。今までなら避妊に失敗した場合には、次の生理がくるまで不安な日々を送る必要がありましたが、緊急避妊薬を服用することでその心配を軽減させることができます。

ただ、急激に排卵を遅らせたり、子宮内膜を人工的に剥がして妊娠を防止するため、体には大きな負担をかけることになります。人によっては、吐き気や頭痛などの症状が強く現れる場合もあります。
また、病院で処方してもらう場合には、保険適用外となり自由診療となるため、5000~15000円程度の費用がかかってしまいます。病院によっては費用も異なりますし、取り扱っていない場合もありますから、事前に確認しておくと安心です。

緊急避妊薬は、妊娠を望まない場合には、妊娠を阻止する最終手段となります。ただ、薬を服用することで女性の体には大きな負担がかかりますし、必ずしも妊娠を防止できるとは限りませんから、妊娠を望まないのであればコンドームや低用量ピル、IUS、IUDなどの避妊法を行い、普段からパートナーと避妊について確認しておくことも大事です。

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